KTcoco’s diary

治るまで治療法探し続ける

ステロイドについて

皮膚科にいくと、よく処方されるステロイドの塗り薬。

世間ではいろんなイメージが持たれていると思いますが、自分的にまとめてみました。

ステロイドとは

ステロイドは元々私たちの副腎という臓器で作られる副腎皮質ホルモンの一種で、それを人工的に薬剤として使用しているのが普段私たちが使用している薬になります。

 

薬の形態

外用薬、内服薬、注射薬 など様々なタイプがある。

皮膚病では外用薬が使用されることが多いが、症状が強い場合には内服薬や、注射薬を使用されることもある。

 

効果

炎症を鎮める作用、免疫を抑制する作用があり、皮膚病においては湿疹の炎症やかゆみなどの症状軽減に効果がある。

 

外用薬の部位ごとの吸収率

 外用薬は使用する患部によって、薬の吸収率が変わります。

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部位ごとの吸収率
*1

手のひらは吸収率0.83、足の裏は吸収率0.14とかなり吸収率が低い。

つまり、 強い薬を使用しても効果が表れにくい部位になるらしい。

 

薬の強さ

外用薬は強さ別に下記の5つに分類される。

日本では一般に

ストロンゲスト(Ⅰ群)

ベリーストロング(Ⅱ群)

ストロング(Ⅲ群)

ミディアム(Ⅳ群)

ウィーク(Ⅴ群)の 5 段階に分類される.このランクを指標にして,個々の皮疹の重症度に見合ったランクの薬剤を適切に選択し,必要な量を必要な期間,的確に使用することが重要である.*2

 私が使用している外用薬の強さは下記のようになる。

  • ストロンゲスト(Ⅰ群):デルモベート
  • ベリーストロング(Ⅱ群):マイザー、 スチブロン、ドボベット
  • ストロング(Ⅲ群):ネリゾナ、リンデロン-Vローション
  • ミディアム(Ⅳ群):
  • ウィーク(Ⅴ群):

手足に塗る薬は先述の通り吸収率が低く、効果が得られにくいのが実情です、、、

 

また、内服薬として:プレドニゾロン

注射薬として:ケナコルト−A

も使用したことがあり、これらもステロイドになります。

 

副作用

ステロイドによる副作用は様々あり、さらに外用薬として使用した場合と、内服や注射で使用した場合でも影響度が変わってきます。

簡単に調べたものをまとめてみました。

 

外用薬の場合

  • 皮膚委縮(皮膚が薄くなる、しわができる)
  • うぶ毛が濃くなる
  • 赤ら顔(顔面に長期で使用した場合)
  • 皮膚感染症(免疫抑制作用により細菌やウイルス、真菌などが増殖しやすくなるため)

 

内服・注射の場合

  • 感染症
  • 副腎皮質機能不全
  • 糖尿病

 

処方薬辞典*3などを見てもらえばわかりますが、多くの病気に対しての効能・効果がある一方で副作用についても、様々な反応が起こります。

ただ、外用薬については局所的な副作用になるため、副作用よりも得られる効果が非常に大きいため、皮膚科ではよく使用されるようです。

いずれにしても、お医者さんの指示に従って用法・容量を守って使用していく分には問題ないかと思います。

  

終わりに

自分なりに、情報をまとめてみました。

間違いが書いてある可能性がありますので、信頼できる情報元で再確認をお願いします。

また、間違いに気づいた方はご連絡をお願いいたします。

 

 

参考

皮膚用薬によく配合されている「ステロイド」ってどんな薬? │ 皮膚Q&A一覧 │ ひふ研 「ひふ症状、ひふ薬の使い方の疑問に答える情報サイト」 │ 第一三共ヘルスケア